vol.4
サミット直前!仕掛け人を直撃
 地元・小田原の活性化を目的に誕生した「小田原どん」。小田原を訪れるきっかけの一つになれば、と始まった動きは「全国丼(どんぶり)サミット」の誘致やキャラクターの作成など止まることなく新しい流れを作り出している。サミットを核事業に10月2、3日に行われる「ふるさと食の祭典」まで残り1週間。栗田康宏実行委員長に今の思いを聞いた。
「ようやくステッカーやのぼりが飾られ、少し活気が出てきました。残り1週間で街の空気が変わればと思います。
 今回の食の祭典は、5万人を動員目標にしています。全国や県西地域の「食」をキーワードに一堂に集めたイベントはこれまでになく、青年会議所の全国大会との相乗効果で、発信力がさらに増すと考えます。
 サミットの開催も小田原どんの誕生も「きっかけ」に過ぎません。これを出発点として行政や商業者、各種団体が一つにまとまり、新たに交流人口を増やすために小田原ブランドを発信していければと思います。
栗田 康宏氏
小田原市商店街連合会副会長
第2回全国丼サミットおだわら2010実行委員長
栗田 康宏氏
 今回、サミットにあわせて創作したキャラクターは、新しい層が小田原に興味をもってもらえればと考案しました。歴史、伝統、文化は大事に育てながら、新たなブランドを作る、キャラクターもそのきっかけになればと思います。根本にある思いは、街が元気になってほしい、それだけなのです。  おかげさまで小田原どんは観光客だけでなく、地域内での認知も進んで、市内のイベントにも呼ばれるようになりました。
 来年には、東京ドームで行われるふるさと祭りへの参加も視野に入れています。一人では出来ないことも皆と思いを共有していけば夢はかないます。小田原のために、そんな夢を持ちながら、輪が広がっていけばと願っています。」
「タウンニュース小田原版」平成22年9月25日(土)号 掲載